新標準高級日語第七課:運動
會話
懐かしい仲間
東京。佐藤光一は高校時代のバスケットボール部の同窓會に參加している。光一の出身高校はバスケットボールの全國大會に出場したこともある強豪校。光一の同窓生30人ほどが居酒屋に集まっている。
(光一は席に着くと、隣に座っていた須田と話す)
須田:佐藤、おまえ全然変わんないね。
光一:そうかー?高校卒業してからもう、24年経ってんだぞ。
須田:おまえの顔を見てると、まだ最近のことみたいな気がするよ。40代になったなんて信じられん。
光一:あのころは、毎日死ぬほど練習してたもんな。毎日毎日、同じメンバーでさ。
須田:そうそう。おれなんか部活に熱中し過ぎて、親も「大學受験はどうするんだ!」とか怒っちゃってさあ。
光一:でも、ちゃんと大學にも入ったし、インターハイにも出場できたじゃないか。
須田:まあ、結果的にはね。でも、自分が高校生の親になってみると、やっぱり心配になるよ。部活ばっかりやってて、勉強大丈夫かなあって。
光一:えっ、おまえのとこ、もう高校生なの?
須田:ああ。高校1年生で、なんとパスケ部に入ったんだよ。
光一:そうか一。親父(おやじ)の背中を追ってるわけだ。血は爭えんな。
須田:まあな。おまえのほうは?
光一:娘が今年國小校に入ったよ。
須田:國小1年生か。かわいいだろう。
光一:いやあ、自分でも親ばかだと思うけど、かわいいよ。
(インターハイ出場の時の話になって)
須田:今でも忘れられないよ。おまえのブザービート。あれのおかげでインターハイに出場できたんだからな。
光一:シュートのおかげじゃないよ。あれは、ボールをパスしてくれたおまえのおかげ。
須田:何回この話をしても、これだもんな。じゃあ、おまえとおれのチームワークで、ということにしておくか。
新出語彙1
きょうごう(強豪) [名] 強手;實力強大
きょうごうこう(強豪校) [名] 強校,實力強大的學校
どうそうせい(同窓生) [名] 同學,同窗
すだ(須田) [專] 須田
ねっちゅうする(熱中~) [名·サ變自] 熱衷、專心致志
インターハイ [專] 全國高中綜合體育大賽
けっかてき(結果的) [形2] 結果上
とこ [名] 地方;“ところ”的縮略形式
バスケ [名] 籃球;バスケットボール”的縮略形式
おやじ(親父) [名] 父親、爸爸、老頭子
せなか(背中) [名] 背後;脊背、脊樑
ち(血) [名] 血緣、血統;血、血液
あらそう(爭う) [動1他] 爭辯、爭論;爭奪;鬥爭
おやばか(親ばか) [名] 溺愛子女的父母
ブザービート [名] 壓哨球
ボール [名] 球、球狀物
パスする [名·サ變他] 傳遞、傳送
チームワーク [名] 合作、協作
ちはあらそえない(血は爭えない)龍生龍,鳳生鳳
~ばっかり 淨~、光~、只是~
課文
學校生活 ~部活動~
これは、ある高等學校のホームページに掲載されている部活動案內の一部である。
—————————————部活動案內———————————————
部活動 活動紹介
硬式野球 甲子園出場は春15回、夏21回を數えます。全國制覇を目指して日々厳しい練習に取り組んでいます。
バスケット インターハイ出場経験22回。NBAで活躍中の田端健太も本校のバスケ部
ボール 出身です。
剣道 當校創立以來、100年もの歴史があります。コーチの熱心な指導のもと、
稽古に勵んでいます。
當校の部活動には、體育系と文化系があり、自分の個性と興味に合わせて活動できます。
*體育系
體育系の部活動は、歴史と伝統に基づき、『文武両道』の精神を受け継ぎながら活動しています。
*文科系
部活動 活動紹介
吹奏楽 2011年、全日本吹奏楽コンクール高校の部、銀賞受賞。野球部の応援や定
期演奏會など、幅広く活動しています。
書道 第19回國際高校生選抜書展(通稱「書の甲子園」)団體の部、準優勝。毛筆・
硬筆・かなの練習に勵み、毎月展覧會に出品しています。
文科系の部活動は、芸術、文化、學術などの分野があり、レベルの高い活動を行っています。
日本のほとんどの中學校や高等學校には、左のような部活動があり、體育系から文化系までさまざまな種類がそろっている。
部活動(部活)とは、放課後に行う教科外活動のことをいう。生徒は能力に関係なく自分の個性と興味に合わせて部活を選び、それぞれの部活に加入する生徒たちが自主的`に活動している。ただし、部活加入の有無は、各學校の教育方針や校風によって異なる。したがって、例えば、文武両道をうたう學校において、部活が積極的に行われている所がある一方で、高校の夜間學校など多様な學校生活を擁護する學校において、部活があまり積極的に行われていない所もある。しかし、ほとんどの學校では、仲間との協調性や利己心の抑制を學び、心身ともに成長すると考え、部活動を推奨している。このため、多くの生徒が部活に加入し、月·火·水·金は部活、木·土は塾といったように、學校生活を満喫している。
高校生の部活動で特に有名なのは、毎年、春と夏に行われる高校野球(全國高等學校野球選手権大會)の全國大會だ。毎回、兵庫県にある「阪神甲子園球場」で行われるため、通稱「甲子園」と呼ばれている。全試合がテレビとラジオで放送され、日本で知らない者はいないといってもいいほどだ。
高校野球の中でも、「夏の甲子園」は注目度が高い。地方予選、全國大會ともにトーナメント戦で、一敗も許されない。球児たちは當然、これまでの厳しい練習で、培ってきた技と精神力と運のすべてを賭けて、これに挑んでいる。
甲子園に出場することは、すべての高校球児の夢であり、また地域住民の夢でもある。パスを借りきって「甲子園観戦ツアー」を組んで、応援に行ったり、母校の甲子園出場が決まれば、応援に行かないまでも、寄付などをして支援する人も多い。高校球児が繰り広げる筋書きのないドラマに、それぞれの夢を託して、日本中が選手の一挙手一投足に注目しているといっても過言ではない。
この「甲子園」という言葉は、ほかの部活の全國大會の別稱として使われることもある。例えば、吹奏楽の全國大會は、東京の杉並區にある「普門館」という會場で行われているが、この普門館は「吹奏楽の甲子園」と呼ばれている。あえて「甲子園」という言葉を使うことで、若者が情熱をかけて奮闘する姿を想起させるのである。同大會を「普門館」と言うこともあるが、この言い方も「甲子園」に由來しているといえるだろう。このほか、「書の甲子園」「まんが甲子園」など、さまざまな全國大會がある。高校野球以外の競技で、「甲子園」と並ぶ大きな全國大會というと、インターハイ(全國高等學校総合體育大會)が挙げられる。出場の條件は種目によって異なるが、県大會、地區予選を順次規定以上の成績で勝ち抜かなければならない。種目は陸上競技、體操、ラグビー、水泳、スキーなど30數種目に及ぶ。
中學·高校生活の中で打ち込んできた競技を卒業後も継続し、プロやアマチュアという立場で活躍できる人は一握りに過ぎない。しかし、部活を通じて一生涯の友人を得ることができたり、就職活動で、厳しい集団生活の中で、培ってきた精神力を積極的にアピールすることができる。部活は、日本の學校生活において、子供たちが體力·精神力を養うかけがえのない場になっているといえる。
新出語彙2
ぶかつどう(部活動) [名] 課外社團活動
とうこう(當校) [名] 我校、該校
たいいく(體育) [名] 體育
ぶんぶりょうどう(文武両道) [名] 文武雙全
こうしきやきゅう(硬式野球) [名] 硬式棒球
こうしえん(甲子園) [專] 甲子園
ぜんこくせいは(全國制覇) [名] 全國冠軍
エヌビーエー(NBA) [專] 美國籃球職業聯盟
たばたけんた(田端健太) [專] 田端健太
ほんこう(本校) [名] 本校
けんどう(剣道) [名] 劍道
けいこ(稽古) [名·サ變他] 練習、訓練、學習
がくじゅつ(學術) [名] 學術
すいそうがく(吹奏楽) [名] 吹奏樂
こくさいこうこうせいせんばつしょてん
(國際高校生選抜書展) [專] 國際高中生書法選拔展
しょのこうしえん(書の甲子園) [專] 書法甲子園
つうしょう(通稱) [名] 通稱;俗稱
だんたい(団體) [名] 團體
もうひつ(毛筆) [名] 毛筆
こうひつ(硬筆) [名] 硬筆
かな [名] 假名
しゅっぴんする(出品~) [名·サ變自他] 展出作品
ほうかご(放課後) [名] 放學後
きょうか(教科) [名] 教授課程、教授科目
じしゅてき(自主的) [形2] 自主的
うむ(有無) [名] 有無
こうふう(校風) [名] 校風
うたう [動1他] 強調,主張;謳歌、歌頌
やかんがっこう(夜間學校) [名] 夜校
ようごする(擁護~) [名·サ變他] 擁護
りこしん(利己心) [名] 私心,自私自利
よくせい(抑制) [名·サ變他] 抑制,制止
しんしん(心身) [名] 身心
すいしょうする(推奨~) [名·サ變他] 推薦,提倡
まんきつする(満喫~) [名·サ變他」飽嘗,吃足
こうこうやきゅう(高校野球) [專] 高中棒球
ぜんこくこうとうがっこうやきゅうせんしゅけんたいかい
(全國高等學校野球選手権大會) [專] 全國高中棒球選拔賽
ぜんこくたいかい(全國大會) [專] 全國大賽
ひょうご(兵庫) [專] 兵庫
はんしんこうしえんきゅうじよう(阪神甲子園球場) [專] 阪神甲子園球場
よせん(予選) [名] 預選
トーナメントせん(~戦) [名] 淘汰賽
きゅうじ(球児) [名] 青少年球員
つちかう(培う) [動1他] 培養
わざ(技) [名] 技能,本領
かける(賭ける) [動2他] 拼(命),不惜;打賭
いとむ(挑む) [動1他] 挑戰;征服
かりきる(借りきる) [動1他] 包租,全部租下
かんせん(観戦) [名·サ受他] 觀戰,觀看比賽ぼこう(母校) [名] 母校
すじがき(筋書き) [名] 情節、概要;節目表
たくす(託す) [動1他] 託、託付、委託
いっきょしゅいっとうそく(一挙手一投足)[名] 一舉手一投足
べっしょう(別稱)[名] 別稱
すぎなみく(杉並區) [專] 杉並區
ふもんかん(普門館) [專] 普門館
じょうねつ(情熱) [名] 熱情
ふんとうする(奮闘~) [名·サ變自] 奮戰,奮鬥
そうきする(想起~) [名·サ變他] 想起、聯想到
ぜんこくこうとうがっこうそうごうたいいくたいかい(全國高等學校総合體育大會) [專] 全國高中綜合體育大賽
そうごう(総合) [名] 綜合
しゅもく(種目) [名] 項目
じゅんじ(順次) [副] 依次、順次;逐漸
かちぬく(勝ち抜く) [動1自] 完全取勝
りくじょうきょうぎ(陸上競技) [名] 田徑賽
ラグビー [名] 橄欖球
うちこむ(打ち込む) [動1他] 熱衷,迷戀;打進
アマチュア [名] 業餘愛好者
ひとにぎり(一握り) [名] 一把、少量
いっしょうがい(一生涯) [名] 終身、一生
やしなう(養う) [動1他] 培養、養成;養育
ゆめをたくす(夢を託す) 寄託夢想
じょうねつをかける(情熱をかける) 傾注熱情
かけがえのない 不可替代的
準(じゅん) ~準~
~外(がい) ~外
~度(ど) ~程度
~敗(はい)~敗
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